Yosikiを愛した者は失われ、人を愛することを恐れ、愛しても失われない音楽だけに全てを注いでいる。
浩二は愛することで生じる結果を恐れず、愛し続けている。

ローマ広場
最近TVで玉置浩二とYoshiki其々のドキュメンタリーを観た。
玉置浩二は時々高校時代からの「安全地帯」のステージも開いている。長い長い腐れ縁の中で楽し気に歌い、遠い昔に戻ってもいる。
田園の中で「生きていくんんだそれでいいんだ、、、俺がいるんだ君もいるんだ みんなここにいる 愛はどこへも行かない」と歌い上げている。でもメロディでは「きみのこと わすれないよ いつだって 楽しくやったよ」とあっさりと別れを歌っている。そして、浩二にはいつも昔に戻れる安全地帯がある。

Yosikiはとても愛してくれたお父さんが小学5年生の時自死し、失ってしまった。そして高校時代から結成していたバンドでは自分の目指す音楽を追求、力のない者は容赦なく交代させ、HideやTosiも加わえ揺るぎない地位を築いた。
しかし、音楽の方向性の違いからX Japannを解散するが、解散の5か月後心を許していたHideが自死した。
自分を愛してくれて、自分が愛することで大事な人が失われるという恐怖から、愛するのは音楽だけと誓ったのか?

Silent Jealousyでも既に「時を止めて 繰り返す孤独をけして」と叫び、
Rusty Nailでは「どれだけ涙を流せば 貴方を忘れらっるだろう、、、赤い手首を 抱しめて泣いた 夜を終わらせて」
tearsでは「終わらない悲しみを青い薔薇に変えて」
紅では「お前は走り出す 何かに追われるように 俺が見えないのかすぐそばにいるのに 」と歌う。

子供時代のピアノ練習を見守り、現上皇の天皇即位記念に捧げる曲の作曲依頼に後押しし、園遊会で誇らしげにしていた母も亡くなった。
X Japanは求める求める音楽の為に解散し、Hideを失い、母を失った。

安全地帯の歌はカラオケで良く歌ったが、玉置のメイクが嫌いだった。XJapanはドラムソロの後倒れるパフォーマンスが嫌いだったが、グルーブ感は気持よかった。 楽し気な玉置浩二と音楽に対し修験僧のようなTosiki、どちらも心に響く歌を書く。ブラボー