藤田 嗣治 レオナール・フジタ
パリ陥落直前に日本に帰国、陸軍美術協会理事長に就任し戦争画を書きます。戦後戦争協力者と批判され失意のうちにフランスへ渡り、以後日本に戻ることはなかった。
と以前の記事に書きました。
従軍し見たものは、戦争の悲惨さであったように思えます。
サイパンの万歳クリフでの女性の身投げ、アッツ玉砕では刀を構えたまま死んでいる将校の絵には、自分の立場を認識しているけれど自国民が残酷な現実に直面していると訴えたのだと感じます。
子供、猫の絵や、アトリエの模型作成などに傾注していくのは、この間の経験も無縁では無かったと思います。