片岡球子展が東京国立近代美術館で開催されています。
面構シリーズに描かれたこぶのある足利尊氏のポスターからは変なポップアートの作者と思ってましたが、これも残されている尊氏の像を丹念に写生し、準備した結果だそうです。
1905年生まれで61歳の作品です。

北斎は66歳の作品

伊豆風景、沼津近くの印象的な山が描かれている気がします。59歳

火山(浅間山)60歳

残念ながら絵葉書には無かったのですが、61歳の作品「死火山(妙義山)」は印象的な作品でした。実際は黒々とした岩山ですが、浅間山同様強烈な色使いで描かれています。ふと、クレヨンしんちゃんの作者は同じ色を見たのかなと思いました。
球子は78歳くらいから、いっそうの高みを目指し裸婦を描き始めます。
40の手習いのほぼ倍ですな。
この展示品ではありませんが、(東京国立近代美術館一般公開)裸婦のポーズ

片岡球子は103歳まで描き続けました。95歳からの絵からは細部は書ききれない様子も見えますが、100歳を超えても、好きな道を好きなように突き進む人でした。