株式投資の王道は長期保有だと言われますが、毎日株価の変動を見ていると単に持ち続けるには相当の胆力が必要だと思います。
買値は安かったのか、実力以上の高値掴みだったのか。毎日悩むことになります。
落ちるナイフは掴むな! 買い上がれ。売り下がれ。など売買のタイミングの重要性を指摘する格言は多い。持っている株がこれから上がるのか下がるのか、、これが判れば儲かる。でも先のことはわからない。

私は長期保有には、NISAで穀物と原油を対象としたETFとバイオ関係2社を数年持ちましたが、バイオ関連下がり続けたため、精神的に耐え切れず損切処分しました。
1年ほどしてバイオの1社は大きく値を上げましたので、王道を守っていれば、、、と悔やんでいます。

私は、100株ほど購入、値下がり株は買い足しし合計300株まで買ってもプラスにならなければ損切処分します。値上がり株は状況によりますが買い増し、2~4か月ほど保有し高値と見たところで四分の三ほどを売って利益確定します。
去年と今年の株式市場は、市場全体が上がり基調だったのでこの方法がマッチしたようです。
今年、調子が良かったのはフィンテック関係と銀、中国株式に連動するETFでした。

コロナ禍にも関わらず、市場が好調なのは不気味ですが、各国とも異常な景気刺激と紙幣増刷に努めているので株式市場はインフレを織り込んでいるように感じます。

コロナ禍により景気の回復には時間がかかると言われているにも関わらず急落しないのは、お金の価値そにものが下がり、相対的に商品や株式の値が上がったのかもしれません。異常気象、バッタ発生もあり大インフレが起き始めているのかもしれません。
自分の長期予想にそって投資(投機)出来るか?アメリカ大統領選や後継総理大臣など不確定要素が沢山あります。こんな状況で機関投資家(産油国、米国や日本の年金運用部門、政府)や個人投資家はどんな銘柄を買うだろうか?『美人投票』の勝利者を当てるようなもので、自分の好みや考えよりも多くの票を握っている他人の気持ちを考えて票を入れる(ある銘柄を買う)。祈るのはスキャンダルやコロナで暴落しませんように、、、