子供のころ、いつもラジオが流れていました。
毎週更新されるヒットチャー番組、テレビの紹介より2～3ヵ月進んでると感じました。
テレビで聴く日本のコピーバンドの英語は、英語が苦手な私でも酷いものと感じ、専らラジオにしました。
アニマルズ、ローリングストーンズ、ビートルズ、プロコルハルム
FMで夏が来るとかかった曲もありました。Tボーンズの真っ赤な太陽です。
気に入った曲は、姉に頼んで街のレコード屋で買って来てもらいました。

やがてテープレコーダーに録音することを覚えましたが、群馬の山奥の街では電波の状況が悪く苦労しました。
山に当たって電波が弱い、雷が多く雑音が入る。 クラッシックは家にベートーベン、モーツァルト、バッハ、リスト、シューベルトのレコードがあり聴きました。
中学の音楽の時間に耳で聴きとった楽譜でモーツァルトのアイネクライネナハトムジークの一節をリコーダーで奏でました。？
楽譜は音符ではなく、なんとカタカナだったので、音楽の成績は残念なものでした。

学生時代は易しいギターコードの曲を歌ったりしましたが、レコードをかける高円寺の喫茶店で大音量を愉しみ、ディスコにも行きました。
友人がビッグバンドクラブに入ったのをきっかけに、生バンドの突き抜ける音に出会い、吉祥寺のJBLパラゴンを置いた喫茶店でスタンダードナンバーや名演奏家を聴き覚えました。

CDが出てからは、レコードは買わなくなります。
大きな理由は、子供たちが大きくなり各自に部屋が必要で、レコードプレヤーが邪魔で、棚の奥に押し込んだことです。
プレヤーを出して、自作のプリアンプとメインアンプ、スピーカーBOXを繋ぐのも場所を取り、なにより面倒だった。
DVDでも聴くようになった。コンサートの雰囲気やおまけ画像の楽しみも増えました。