貧乏 人の生活範囲は狭いので、つい身近で比較してしまう。
隣の芝は青く見えるのことわざ通り、子供なら学校、年次、クラス、クラブ、地域、アパート、団地、分譲住宅その小さな塊ごとの小さなグループごとに何らかの差が生まれる。
足が速い、親が金持ち、力の強い兄がいる、ガールフレンドがいる、家にバスケットゴールがある、頭がいい、サッカーが上手い、野球が、水泳が、ピアノが、上手い。
其々にトップがいて出来ない子も多いが、全て、何にもできない子は下手をすると、出来ない子たちのいじめの対象になってしまう。
小さな群れの中で挫折し、親の手の中から出られなくなる子供も少なくない。
大人も、その仕事、勤め先、収入、名声、車、住居で判断されるが、その多くは親が残したものに左右される。
社会人のスタートラインは直線ではなくて酷く凸凹で、スタートの前から大分差がある。有名大学を卒業するためには、十分な準備教育を受け、多額の寄付金を払える家庭からで、更に海外有名校の留学生になるには更に莫大なお金がかかる。
公立普通校から、奨学金を得て、バイトで補填しながら卒業した者とはだいぶ差があり、会社を選ぶにも、すぐに金になる勤め先で働きながら返済出来るのが優先で、修行や経験が求められる職業には就けない。
語学留学しても、格安を選ぶとフィリピン訛りや韓国訛りに染まる学校だったり、アメリカ本土に行ってもメキシカンや南米移民にしか相手してもらえず、スペイン語が得意になったり、品のない英語をすり込まれてしまう。

大谷修平選手
大リーグで活躍する大谷選手やバスケットの八塁選手、サッカーの三苫選手など世界を相手に活躍する方が増えている。自分では果たせなかったが、子供や孫が世界を相手に活躍する夢を果たしてくれと願う。あんな子供がいれば左うちわ、、、、
つい、そんなはしたない夢を見てしまう。
しかし、大谷選手が子供の時からの夢を一つずつ確実にクリアしてきたこと、そのために習慣づけたこと、ひじの手術のリハビリ中の目に見える体の進化、肉体的な能力もさることながら意志で人生を変えていく力を見せつけられた。
天才とは1%の才能と99%の努力というのがよくわかる、1日に1千万円稼いでも、毎日10時間寝て、プロテインを飲む、数種類のボールを壁にぶつけている。
何度目かのニューヨークでも夜の街に出たことは無い。

これなら『芝生も青くなる』