展示中のミュシャ展に行ってきました。
平日で女性ばかりでしたが、中にはアタシュケースを持ったビジネスマンもいましたが、勤務中サボってるんですね多分。
カタログを買って、ミュシャ出世作のサラ・ベルナールのお芝居のポスターの縮小複製を買いました。
1978年の第1回ミュシャ展のカタログと記念撮影

ちょうど35年前に見たミュシャ、19世紀末の空気を描いたポスターに変わりはありませんでした。商業的な成功を促すパリでの作品群と現在の六本木のギャラリーの展示会の間になんら恐ろしい事があったとは感じさせません。
しかし、祖国の展示会のポスターに描いた祖国の状況の暗喩、晩年に力を注いだスラブ民族の誇りや描いた大作には、何物かを書き残さなければならないと云う画家自身の強い意志を感じさせられました。
商業的ポスター作者としての成功とバランスさせる何かを、ミュシャは求めていたのかもしれません。
それとも、35年の間に見学者の私が変わったのでしょうか?
見逃された方は、、、、、