投資して、投資額より大きなリーターンを得たい。稼ぎたいと考え、あれこれ手を出しますが全てうまくいくわけではありません。
私の場合、損のほうが大きかったのはFXでした。10倍のレートで、米ドル、豪ドル、ユーロなどを2年以上やりました。第一金曜日の夜は米国雇用統計に合わせて、売買したりしましたが、累計では大きく負け越し回復の兆しが見えなかったので、2年前資金を全部引き上げました。

敗因を考えると
1.FV何時でも出来て、動きが激しいので、休みなくチェックしなければならない。
2.別に仕事がある場合は、夜に参戦し朝勝負することになる。
3.寝ても、気になる。
4.「ここまでくれば、もう戻るはず!」と、どうしても逆張りが多くなってしまう。
5.日々の為替レートの変化に目を奪われ、大きな変化を見誤ってしまう。
6.大きな変化に、素直な、順張りが出来なかった。たまに素直になるとドカンとやられた。
などが浮かびます。

プロのディラーが巨額の資金と超高性能コンピュータを駆使していたり、「渡辺さん」と称された日本の個人投資家が直感に頼ったりしている市場で、世界中の投資家がお互いハンデキャップ無しでレート1銭の変化にお金を賭けるのですから、勝負は初めから決まっているかもしれません。

株式では、ほとんど日本人など参戦する人が相当限られます。株価についても私たちの仕事、趣味、日常生活の中で自分の得意分野から商品やサービスの評価が出来ます、どこよりは良いとか悪いとか比較することができます。また、会社の健康状態もだいたい発表資料から判断することが出来ます。

ドルやユーロなどは自分では評価できないので、評論家の誰々が、新聞で、雑誌で、講演会でこう云っていたという話を参考にして売買していました。
ん、今の株も一緒か?