初日のホテルにたどり着く

私が最初に海外へ一人で出かけたのは、海外出張5回目でしたので飛行機、入出国手続きには慣れていました。
それまでは取引先や研修会社のツーアに参加したので、食事、宿泊、異動は全て誰かにお任せでした。
一人で海外出張しても、現地法人や取引先にホテル予約、お迎えを頼みましたので、一人旅とはだいぶ様子が違いました。

自分自身でホテルやモーテル、レンタカーをインターネットで予約し出発したのは、海外出張20回を過ぎてからだと思います。
スマホが普及する前だったので、電話回線で現地のネット中継支店に電話モデムで接続し通信する面倒なものでした。

海外一人旅
海外出張の経験から、宿泊先は予約するようにしています。乗り換えに時間がかかったり、飛行機の到着時間が遅れたり、タクシーが異様に混んでいたりして、宿が取れないで空港で寝るのは嫌ですから。
宿が気に入れば延泊して、次の宿をキャンセルすれば良いですし、移動が面倒になって同じ土地でグダグダ過ごしてしまうのを避ける事にもなります。

Booking.comなどのサイトを使って、B&B(ベットと朝食)施設を利用すれば、安い値段で利用できます。

空港からホテルまでの移動方法は必ず確認しておきましょう。
空港からダウンタウンまでは列車、ダウンタウンでは地下鉄、バス、歩きが安全だと思います。 最寄りの駅からホテルまでの道順は、日本で印刷しておくのが安心です。
フランスパリではエレベータなしの5階の部屋でした。旧市街で趣がありますが、深夜の大声や早朝から大音量でコーランが流れる居心地の悪さもありました。

スマホのローミングや現地のSIM利用に時間がかかり使えない恐れがあるので、是非用意してください。

夜の空港から一歩出ると白タクの運転手の群れにとりこ囲まれ、利用させられ高い料金をむしり取られる恐れもあります。
タクシーはイエローキャブや指定場所に来る車を使いましょう。
良いホテルを予約している場合、ホテルのリムジンサービスが受けられ場合があるので、よく確認しておきましょう。

海外の早朝は、人が少なく暗いので一人で歩くのは危険です。早朝移動するのは旅行者が多いので狙われます。

ホテルかB&Bに着いたら、チェックインしボーイがいる間に、浴室、ロッカーを開けて泥棒が居ないか確認します。
お湯でも沸かして、コーヒーか紅茶を飲んで落ち着きましょう。

フロントでレストランを教えてもらい腹ごしらえです。この際、旨い、安い、地元などのキーワードを言って教えてもらいましょう。
遅すぎたら、飛行機でせしめたパンや、空港で買ったスナックでしのいで部屋で過ごしましょう。欧米の場合、日本では深夜なのであまりごつい食べ物は、昼食に回すのが体とお財布に優しいです。

カメラ
しっかりしたもので4倍くらいのズーム出来るレンズを付けたミラーレスカメラがお勧めです。
もし美術館の絵画や綺麗なショップの展示品などを撮影する場合PLフィルターを付けると反射光の映り込みをかなり避けることが出来ます。PLはレンズによって口径が異なりますので、カメラのレンズの前に書いてある口径φを確認します。
高倍率望遠レンズは、思い出の景色とは異なりますので、写真として良いものを取りたい方にお勧めします。 重いのと大きいので取り回しが面倒です。

地図
現地語か英語の記述が良いと思います。日本語の地図を見て、カタカナ表記通り発音しても通じないことが多いです。英語なら海外でも、日本語よりは読める人が多いので、指させば通じます。
列車や地下鉄に乗る前に駅名の頭文字と綴りを暗記し、目的地までの駅数を確認して、駅通過ごとにカウントしましょう。
車内放送をまず聞き取れないので、親切そうな近くの人に地図を見せてここで降りたいと知らせておきましょう。
気を付けて、行ってらっしゃい。

最初の海外一人旅