仙洞御所
令和元年(2019)5月1日から,「京都仙洞御所」と改称されました。
17世紀の初め、後水尾天皇が上皇となられた際に造営されましたが、御殿は1854年に焼失しました。
再建されませんでしたが、庭園・茶室などが残っています。
同じ敷地内に大宮御所があります。
現在の残っている建物は後水尾天皇が中宮東福門院のために造営した女院御所を始まりとし、1854年(嘉永7年/安政元年)の焼失後、孝明天皇が夙子皇太后のために再建したものです。
1867年(慶応3年)以降は仙洞御所との塀を取り払い、敷地と庭園を大宮御所に組み入れ一体化しました。
かって仙洞御所の御殿があった辺り。
大宮御所の御常御殿
現在は天皇、皇后、皇太子、および皇太子妃の行幸啓の際の宿泊に使用されるそうです。
今生上皇と皇太后も訪れることがあるかもしれません。
仙洞御所お庭
良い意味で予想を裏切る見事なお庭でした 。お庭を観るのがお好きですたら是非観てください。素晴らしい。
1時間に一組のガイドツアーに事前予約する必要がありますが、そのぶん入場者が少ないので、存分に広い庭を堪能できます。瓢箪型の池を一周しますので対岸にぞろぞろ派手やかな服装をした人が歩いていては興ざめです。
事前予約は不便な面もありますが、広い敷地のお庭をゆっくりと鑑賞するには必要な仕組みだと思います。
大宮御殿の南庭から潜り戸をぬけ庭園に入ると直ぐに北池前に立ちます。
土塀潜り戸からお別れ
生憎の雨になりましたが、新緑と苔が活き活きして、どの季節も楽しめるお庭であると感じさせられたました。予約困難ですが借景を入れた紅葉と奥の桜の林はシーズンには見逃せないお庭のようです。
40人くらいのガイドツアーには、韓国人や中国人らしい外国人も多く、インバウンドの盛んな実態と、それぞれの旅行者が情報収集して事前準備を怠らない、旅への意識の深さを感じさせられました。
生憎の雨になりましたが、新緑と苔が活き活きして、どの季節も楽しめるお庭であると感じさせられたました。予約困難ですが借景を入れた紅葉と奥の桜の林はシーズンには見逃せないお庭のようです。
40人くらいのガイドツアーには、韓国人や中国人らしい外国人も多く、インバウンドの盛んな実態と、それぞれの旅行者が情報収集して事前準備を怠らない、旅への意識の深さを感じさせられました。
仙洞御所に続いて御所を拝観しましたが、政治の中心らしく壮大な建物や臣下を一同に集める広場や建物が多く、お庭としての規模と構想、美しさにおいて仙洞御所が優ると感じました。
御所の守り
御苑の一角に御所警官や消防の方がつめる施設があり、厳重に警備しています。各御門の入り口に立ち、ツアーの最後尾には制服のお巡りさんが続きます。私が雨で濡れたカメラのレンズを拭いたハンカチを拾って頂きました。
また、ツアー待合室前につめていた女性警官は退所時にその人数をカウンターで数えていました。入った人数と合わなかったら、探すんでしょうね。
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