日本のTVの最近の選挙速報では、バイデン氏の獲得選挙人は253名と264名に分かれている。
APが報じた数字をあげているのが264名、他のアメリカの通信社やTVの数字を採用しているのが低いほうの数字。この差はアリゾナ州の選挙人11名を加えるか否かです。
アリゾナは大統領選の結果を左右する重要な州になっています。
アリゾナ州フェニックスの空港スカイハーバーには10回くらい行ったことがあります。
サンフランシスコから2時間くらいの飛行で、国際線から乗り継ぐと西部の香りがプンプンしてくる。
旅行で2回、他には出張で行きました。レンタカー契約でも保険や車の選択にぐいぐい攻めてきます。
グランドキャニオンの往復には馬力のある車でないとダメだとムスタングを渡されました。

勤めていた会社が日本でモトローラ社半導体の代理店をしていた関係で工場の多いフェニックスに出張する機会がありました。

一時はシリコンデザート(シリコンバレーにあやかりシリコン(半導体材料)の砂漠)と称され半導体製造の中心的な地域でした。
アリゾナ州立大など優秀な学校も多く若い従業員も採用しやくすかったと思います。モトローラ社はここでプロセッサーやCMOSロジック以外のICを開発、製造していましたが、技術革新や生産地移管及び日本や韓国、台湾メーカーの台頭により駆逐されていきました。多くの従業員は他の仕事に代わっていったと思います。


夏の気温は40度以上が続きますが、冬は暖かく朝晩にジャケットが必要なくらいの気候で、『終の棲家として暮らしたい地域』でフロリダに並び、冬の避寒地として人気のある場所です。


インデアン居留地区に近接しています。
フェニックスから北に上がっていくとフラグスタッフで整備された国道40号にぶつかります、40号線は1985年までルート66でしたが整備され名前が変わってしまいました。
40号線を超えるとグランドキャニオンももうすぐです。 また、フェニックスから北西に上がっていくとセドナがあります。

アリゾナやフロリダの接戦が大統領選のキーステートになったのは多くが夢見る暖かな終の住みかにくらす幸せな世代の老人を恐怖に突き落としたコロナ禍でしょう。
有り金はたいて入居した老人向けの多くの施設でクラスターが発生し、全米のコロナによる死者の25%は高齢者施設住む人だったそうです。私が見た施設では、住居は戸建てやアパートなどで部屋は別々ですが食事は、大きなカフェテリアに4人掛けと2人掛けのテーブルと椅子が用意され入居者は一斉に食事をとっていました。(まるで綿花畑のように白髪で真っ白)

カップルの文化の国ですから、伴侶を亡くされ一人で食事をとる方の異様な寂しさ感が強く印象に残っています

有名なゴルフ場も多く、冬場ゴルフのメッカです。ビールと氷をたくさん積んで出発!