アリゾナドライブ
空港から1時間、山あいの村Gizela
中学生だった息子とアメリカアリゾナ州のドライブを楽しみました。
アリゾナと言えばフェニックス、メサなどプロ野球選手の冬のキャンプ地として知られています。冬は心地よく暖かいですが夏は40度を超える暑さです。まずは友人のお宅に泊めてもらい時差ボケ調整します。
フェニックスの空港で予約していたレンタカーを受け取りますが、カウンターでどこへ行くんだと聞かれ、グランドキャニオンというと馬力のある車でないとだめだと説得され(騙された?)フォードムスタングにグレードアップしました。
暇な窓口では、車種や保険のグレードアップをしつこく勧めますから、予約するときに必要十分な車種と保険の範囲を決めておきましょう。
フェニックス空港から途中、走行中に何かのレバーをうっかり引いたところ突然ボンネットが開いて道が見えなくなり慌てました。慣れない車でアチコチと触るのは車を受け取る駐車場で試しておiいて走行中は触れない!
- 小さい魚が見えるきれいな水で、とても冷たい
息子さんとリニューアルした手作りの家
昔からの水路のおかげで果樹や野菜の栽培や羊を飼っていました
砂漠地帯ですので夏は40度を越えますが、敷地の奥、茂みのある方に小さな感慨水路が流れています。
インデアンが暮らしていた時代からのしきたりで、地域の住民は毎日決められた時間内だけ敷地に水路から水を引き込むことができます。時間が来ると水路をせき止め水を敷地に引き入れます。みるみるうちに草や野菜が色濃く元気になります。
ワイルドキャットが柵を乗り超えて羊を襲うのが難点。
昔からの地下室、竜巻などの災害への備えの意味もあったと思います
途中、1泊2日のグランドキャニオン旅行をはさみ、この地下室に3晩泊めてもらいました。緊急時や補充用の食料品を備蓄しているのが印象的です。地下室といっても、シャワーとトイレが付いていて、小さいが採光のガラス窓もあり、しっかりしたベッド2台と大人5人がソファーでTVを見られるスペースもあります。15畳くらいのスペースで床にカーペットを敷しき、壁には綺麗なコテあとを残した漆喰の立派なものでした。外にも、食料品や物置きとして使うスペースがあるので、地下室全体では相当な広さです。
水路の上流側隣には、友達夫婦の奥さんのお兄さんが立派な家に住んでました
友人夫婦よりも、もっと大掛かりに果樹栽培をやっていて、遊びに行くと、テンガロンハットかぶり、腿まで覆う長靴でトレラーを運転する気の良い、赤ら顔のおじいさんでした。専業農夫と思いましたが、立派なお屋敷の横に大きな納屋があり、その隣に、この土地の風景には不釣り合いな直径4~5メーターの巨大なパラボラアンテナが立っています。
納屋を覗くと、中は空調したガラス張りの部屋になっていて、電子機器がびっしり入っていて、数多くのランプがチカチカ光っています。
スパイ映画の秘密基地の風情です。このおじさんは衛星から放送を受信、ケーブルで地域の家にCATVで再配信するサービス事業をしていたのです。元ビジネスマンということですが、なんともダイナミックなセカンドライフです。
水路の下流側のお隣さんは逆に全くのんびり屋さんでした。
平屋建てで、独身のでっぷりしたおじさんが、2匹の黒い毛の大型犬と暮らしています。 これが何かとよく吠えるので参りました。
以前はお母さんと二人暮らしだったが、お母さんがなくなって以来一人暮らしなんだそうです。友人と訪ねて中を覗くと、網戸の向こうで昼寝の真っ最中でした。
小さな家は、高い木々に囲まれているので、日影で涼しくて、窓を開け放って、風を通しているのが印象的でした。
いろいろな種類の果実がなっているので、友人にならいとってつまみ食いしてみました。
この地方では、係官による居住家屋調査があるそうで、内容は住居に温度調整が出来るエアコンが完備しているかを調べるそうです。
この家のように背の高い樹木に囲まれているのは稀で、荒地にぽつんと立っている場合、エアコンが効かない、車も無い状況になると、亡くなる方もいる厳しい環境。
友達夫婦の家がある集落は全体で20戸くらいだと思いますが、木立に隠れ良く判りません。集落の入り口に小さなお店があるだけで、道には信号も何もない。集落は幹線の道路から車で10分くらい入ったところにあります。
幹線道路との交差点からすぐ近くにインディアンが経営する小さなカジノがあり、カジノから20分くらいでガソリンスタンドや協会、レストランのある小さな町にでます。
夫婦の家から教会やレストランのある町までは、車で30分くらいかかるそんな場所です。
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