ゴーギャン 黄色いキリストのある自画像

パリで証券会社の職を失い、副業だった絵も売れない。父の祖父の家があるパリ北の田舎に移り絵を描き続け第8回(最後の)印象派展に出展するも1枚が売れただけ。
仲が良かったピサロと仲違いしてしまい1886年夏、ブルターニュのポンタ・ヴェンに移り、若い学生と交流していたころ描いた一枚。



この絵のモデルを見たい

こんな変わった色にするキリスト像はどんなだろう。見たいと思いフランス旅行の際にフランスの北西部ブルターニュ地方の海辺の村の教会を訪ねました。


モデルとなったキリスト像

眠そうな顔で申し訳ない、顔の左聖壇から離れた柱の上にひっそりと飾られています。探さないと見つからないような小さな淡い色の像です。
私と海外(フランス?)の女性の旅行者二人だけでしたが、その二人が見ていたところを確認すると見つけることが出来ました。


トレマロ礼拝堂

ポンタ・ヴェンの村から山道を30分ほど登るとひっそりと佇む礼拝堂につきます。


散策したでしょうか

ゴーギャンや彼を慕う若い画家たちも散策したかもしれません。絵のような並木道です。
礼拝堂のすぐ近くです

ポンタ・ヴェンへは

パりから高速鉄道TVGか飛行機でカンペールに移動、カンペールからローカルバスで海辺を1時間以上走ります。ゴーギャンや若い画家が惚れ込んで集まるだけある小川が流れる美しい自然に恵まれた村です。この村に集った画家をポンタ・ヴェン派と呼びますが、伊豆の池田美術館で何点か観ることが出来ます。