株式の権利確定とは株主としての権利を持つということですが、この日だけ株式を買って持っていても株主の権利があって名簿に載ったり配当を受けることが出来ます。
通常、決算締め日(3月末とか12月末です)に持っているのが前提ですが、決算締め日の名簿に載ることが必要なため事務処理時間を4営業日前に権利確定日になることが多いようです。
カレンダーを出しているサイトがありますから、必ず自分の持っている株式の確定日は確認しておいて下さい。
今年の3月末決算会社の権利確定は26日でした。

確定日に持っている人には株主総会の後配当が支払われます。今月26日に株式を持って(証券会社に買った権利があれば)いれば6月後半に配当がもらえます。この関係で、翌27日には配当額以上値下がりすることになります。

前置きが長くなりましたが、今年は24日くらいから下げ始め、26、27日には大きく値を下げました。26日は権利確定日にも関わらず大きく下げました。
これは海外投資家が円安もあって値上がりした日本株を大量に売り出したためと言われています。
翌日権利落ちしたにも関わらず午前中は値上がりしました。これは個人株主が買いのチャンスと見て買ったためと言われていますが、更に海外投資家が売り込んで午後は大きく下げたと解説されています。

去年、一昨年とも違う動きです。私は月初辺りから値を上げたものについて信用売りをしておいたので小さな被害で済みました。27日午後の下げまでは怖くて待てず大きな儲けにはなりませんでした。

円安の影響で上方修正の発表期待で5月中旬まではまた上がると思いますが、さてどうでしょう。