年金の支給額が固定されていると、将来物価が上がるとどんどん生活が苦しくなりますから 1.物価の変動に応じて年金は増額あるいは減額されます。
また、年金の土台は勤労者の積み立てにより成り立ってますから、勤労者の賃金の上昇率も勘案されます。これら年金のスライド調整は毎年度行われます。 
2.少なくとも5年に一度、年金がおおむね100年の間続けられるかどうか検証して、
マクロ経済スライドを行います。 マクロ経済スライドは
年金の被保険者(加入者)の減少や平均寿命の延び、更に社会の経済状況を考慮して年金の給付金額を変動させる制度(ウィキペディア)。
また、65歳前に特別支給の老齢厚生年金を受給する人には、賃金上昇に合わせ増額される仕組みがあります。 
支給額が物価変動により増額するのは、民間の年金には無い仕組みです。
足りないと嘆かざるを得ないとしても、年金は老後の大黒柱です。 アルバイト、パートタイムでは厚生年金積み立てをしなくて済むかわりに、年金受給資格は40年間年金を支払うことなので、自分で国民年金を払い込む必要があります。

厚生年金は雇う側の企業も、勤務者個人が積み立てる額と同額を積み立て
なければならないので、説明しない場合もあると思います。
就業規則の勤務時間の60%以下の就労の場合、年金、健康保険に加入させなくても良いので正規社員として採用しない企業が増えました。 働き方や生活の自由を選ぶ場合でも、国民年金の活用などで40年間の年金払い込み期間を確保出来るかチェックしましょう。