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10泊11日の一人旅、美術館と好きな画家ゆかりの地を訪ねました。 ほぼ、計画どおり印象深い旅を満喫することが出来ました。

ホテル(出来るだけ朝飯付きを選びました)、飛行機、TGVは日本国内でインターネットで予約を済ませました。予約だけで25万円くらいかかりました、他に現地の食事と酒、異動のバス代、そして各美術館入場料は各1000円くらいでした。
朝食付きの宿にして、出かける前にしっかり食べます。昼は訪問地のBarやカフェ、レストランで食べました。夕食は主にスーパーでハムとチーズとジュース、りんご、バナナ、ワインを買ってホテルの部屋で済ませることが多かった。それとパン屋のパンは美味しいので覗いてみるのも楽しみです、水は水道が飲めました。
パン、チーズとハムを買えば、一瓶の赤ワインで2~3日は楽しめました。それと成田の免税でウィスキーを1瓶買っておいたので、お酒の心配はありませんでした。海外出張経験からの悪癖ですね
ワインショップで予算と地元のお酒とか言えば、丁寧に選んでくれます。

治安というと、私にはパリの方がニューヨークに比べると緊張しました。ニューヨークは地下鉄入り口の周りは、黒人や物乞いがいてちょっと怖いですが、ホーム中はそうでもない。でもフランスでは中がちょっと心配でした。

これから行かれる方の参考になれば
天候
暖かいのと寒い温度の差が、朝昼と日によってで大きく変わります。スコールのようなにわか雨も有りトレンチコートの女性も多い。変わりやすいので油断は禁物です。日本で見た週間天気予報で晴れでしたが後半は大外れ、折り畳み傘を買うことになりました。
服装
ドゴール空港からパリ北駅に入ると暗い、物売りがいる、黒人が多い、男性の90%以上、女性も半分以上は濃い色のジーンズで地下鉄への通路やプラットフォームは黒っぽい感じです。テロ騒ぎの影響か判りませんが、服装はすごく地味なかんじです。宗教の関係で黒っぽいベールをかける女性も多く、違う宗教徒だと思わせたくない心理が働いているのかもしれません。
一人で行動する場合はあまり目立たない服装が無難だと思います。
地下鉄
列車、地下鉄ともスマホを見ている人は少なく、ゲームをしている人は見かけません。

地下鉄の乗り換えもエスカレータが無い方が多いので大きな荷物を持って移動するには、バックパックできるか、肩に架けられる様な準備が必要です。モンサンミシェルでは荷物を最上部まで背負って登りました。石畳が多くしっかりした靴と毎日の散歩が助けになりました。

地下鉄やショップのエスカレーター付近には悪ガキの窃盗グループ?を見かけます。
地下鉄の混んだプラットホームを歩いていると、私のズボンのポケットに手を入れようとするのが見えて払いのけました。見ると子供でした。彼らを観察すると3人組で、実行役、すばしこそうな逃げ役、両手をジャージで隠した役のトリオでした。3人目が盗品を隠し、反対方向へ逃げるではないかと思います。割と色の白い子供たちでした。
そうして地下鉄車内を見ると、ドア脇に立っている人、一駅ごとに車両を変えるおじさんが目に入りますし、ホームを行ったり来たり歩いているおじさんも見掛けます。自動販売機のつり銭穴に手を入れさぐる爺さんも見かけます。

移民や難民
悲惨な故郷を逃れ、苦労してフランスに入っても仕事は限られるし、その子供たちが高等教育を受けることは難しいと思います。必死にその日を生きている方も多いと思いますので、十分ご注意を、、、
○モールのくだりエスカレーターの下で、チラチラ様子を伺う坊主頭の子供3人組。カモが続いた時に倒してバッグを奪うつもりでしょうか、、肌はやや浅黒い、
○真っ暗な朝7時、路地に座り込む数人の黒人
○交差点近くにかたまり、子供に物乞いさせる数人の家族。(昔からのジプシー?)
○イスラム王族の豊かな暮らしを描いた絵の近くで、熱心に話をしている中東系の美男子と美女。多くのエジプト王の棺
○朝5時に大音響で流されたコーラン?

お金持ち
ニースの空港にはまばゆいばかりのプライベートジェット・桟橋には大型クルーザーが並び世界中からお金持ちが遊びに来ているようです。
半端ないお金持ちもいるわけで、パリにも寄るでしょうから、その言動に不公平感を募らせる若者もいるのでは、、
彼らの不満のはけ口として、隙を見せる観光客は狙われ易いと思いました。

ニースのおじさんたちは
ニース市内の金網で囲んだ小さな広場では、砲丸のような鉄の球を、10メートルらいのところから小さなマークめがけて投げ、近さを競うゲームを楽しんでました。
体力もそう使わず、結構な年齢まで楽しめそうです。
酒場は明るくなれば開くところがあるようです。昼間から赤ら顔のおじさんを結構見かけます。
田舎でも、カフェ(パブ?)で外に椅子を出して夜の9時過ぎまで(まだ明るい)チビチビ飲みながら喋っています。
退職後は会社の付き合いから地元の付き合いに変えないと、時間つぶしが難しいですね。自宅から電車の乗って会社の近くに飲みに行くのも結構お金がかかります。上手くなじみの居酒屋が近くに出来れば良いですが、ご近所の手前近場で頻繁に飲むのは難しいとも言えます。

体力が落ちて来ますから、欧米には12~13時間飛行機に乗れる内に行かれては如何でしょう。探せば15~25万円のツアーもあります。
されど25万円は高額です、でも25年後は体が許さず行けないかも知れません。働ける内に働き、遊べることを考えて出来ることを楽しまれては如何でしょうか。