スターバックスのニュース
毎日新聞によると
米メディアによると今月12日、同州フィラデルフィアのスタバ店舗内で、品物を買わずにいた黒人2人のうち1人がトイレを借りようとしたところ、店員が「客ではない」ことを理由に拒否。さらに、品物を買わなければ店を出るよう求めた。2人が「友達を待っている」と主張すると、店員は警察に通報。警察は不法侵入容疑で2人を逮捕した。
別の白人の客が逮捕の動画を撮り「白人が同じことをしてもこんなことは起こらない」とツイッターに投稿した。
スターバックスは公式に謝罪コメントを出し、更に全従業員の非人種差別教育をすると発表した。
私はこの事件について、二つの感じを持ちます。
一つ目は、アメリカで根強い人種差別があり、複雑に連鎖、再生産されていること。企業内でも白人男性以外には明確にガラスの天井があり、働く場所そのものも限定されます。差別される側にとって被害者意識は高くなります。
二つ目は、貧乏な人でスタバやマックを利用せざるを得ない人が沢山いると思うので、事件の黒人二人の主張を素直に受け取れない感じです。
私がボストンのマックで見たのは
ふらっと入ってきてトイレに直行した黒人でした。私の食事中出てきませんでした。ひょっとするとトイレでロックして仮眠したかもしれません。
ニューヨークのスターバックスに2度入りましたが、白人の女性が入ってくるや砂糖を掴んで飛び出して行きました。店員が大声で「Hey!」と叫びましたが逃げました。
半地下の隅の席でPCを叩いていると、黒人の女性が入ってきた若い男性に「外はどう?」「曇ってる」と聞くと誰とは無しに「私たちは雨が降ると大変なのよ」と言いながら荷物をまとめて出て行きました。
雨宿りしてたんでしょう。
地下鉄を降りて地上に出るとマックやスタバのカップを差し出し小銭をねだりますが、このカップは店に入った時、客にカモフラージュする小道具にもなるのかも知れません。
それが、「品物を買わなければ」店を出るように求めたことかもしれません。
反対に、友人が着たら一緒にお茶を飲むのかもしれない、、、でも、来るまで何も頼まないのに待たせてくれる店は日本でも無いと思います。
出張や旅行中の限られた経験でもスタバなどで利用者の中には首をかしげる利用シーンが見えました。店員さんも様々な人種の方がいますし、貧乏な人も多いアメリカ。
ラテン系の家族がアムトラックの特急代を浮かせようとする
貧富、機会の不均等の多くが人種差別の結果であり、是正すべきですが、そうなると真面目で貧乏な白人は一層惨めな、複雑な感情を持ちます。
いずれにしても、「生まれ」でガラスのカプセルに包まれてしまい、個性や生身は見せられない、判断の対象になる確立は低いと言わざるを得ない。
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