OECDの調査によると、2020年の日本での平均賃金は30年前に比べドルベースで4%増加して3.9万ドルたそうです。 物価が上がってないので、何とかやって来ました。
上がらない理由として、定年の延長に伴う再雇用制度、役職定年、非正規社員採用による平均賃金のダウン、共稼ぎが必須になり女性が働く期間が長くなったことも悪い意味で結果的に平均賃金が伸びない理由だと思います。
一方、この間アメリカの平均賃金は33%伸びて4.9万ドルだそうです。

データをどう読むかは難しいですが、アメリカではものすごく収入を増やした人がいるのは間違いありません。ITやAI関係のエンジニア、証券や債権の取り扱い専門家、裕福層へのサービス提供者など、業界や市場の激しい新陳代謝を推進する成功者が桁違いの収入を得ています。
敗者としては、衰退するラストベルト(錆びた地域)で働く白人は職を失い困窮している人も多い。
メキシコから国境を越えて侵入してくる不法労働者と低賃金の仕事を奪い合っている。
フランスとイタリアでも平均賃金の上昇率が低いが、おびただしい難民の流入により低賃金で雇えるのが理由だと言われてます。
こんな平均賃金の計算からは除外されている非計算低賃金労働可能者によっても、平均賃金は上がると考えられる。

どうすればいいだろう。アメリカでも、石炭を掘ったり、クレーンを操作していた人がIT分野や金融業界で働くために勉強しても、実際に稼げるようになるだろうか?
中間管理職として若手を教育し、チーム成果を向上してきた人が何らかの専門職に変身できるだろうか?
簡単ではありませんが、今の会社でメールボーイや電話番をするのもしんどい話です
子供のころ好きだったこと、あきらめた何かや職業訓練の科目を眺めてみる。>興味のある新しいことに触れてみることが大事だと思います。